12年目
2023.03.12
今年も3月11日が巡ってきました。
被災された皆さんは癒えることのない辛さや悲しみをどうやって乗り越えようとしているのだろうと、この日を迎えると考えてしまいます。
私は機会を得て、震災発生3か月後の6月に1週間の復興ボランティアに参加させてもらいました。
大船渡市へ入り、水産加工場の処理が主な仕事でしたが、そこで一緒に活動をする人の中に自らも震災被害に遭われた方がいました。
家族は無事だったけれども、家は流され、決まっていた就職も白紙になってしまったとのことでした。
何をしていいのかがわからない中で何か行動を起こしたいと思い、ボランティアに参加したそうです。
私はその方にどういう言葉を掛けたらよいかわかりませんでした。
ただ、そうした方々のために自分ができることを最大限努めようと思いました。
震災で得た教訓を忘れることなく、防災やまちづくりに生かすことも私たちの務めです。
これからもこの日を迎える度に自分に言い聞かせようと思っています。
復興のシンボルである「奇跡の一本松」もいつか訪ねてみようと思っています。