未来を創る情熱
2023.02.10
磐周地区で教職員としてお勤めされた退職女性教職員の会の地区代表者会で挨拶をさせていただきました。
役員の方の中には、自分が小学生の時の担任だった先生がいらして、子どもの頃の思い出が懐かしく蘇りました。また、新規採用教員時にご指導いただいた先生もいらっしゃって、お会いすると、その当時と変わらず今も緊張してしまいます。
参加されていた役員の方をはじめ、会に加入されている方々は現職時代に様々なご苦労をされながらも教育に情熱を注がれるとともに、次の世代の女性教職員に働き甲斐と働きやすさを得られるような運動に努められました。その象徴的な成果が育児休暇制度です。意外と知られていないことですが、今当たり前のように取得されている育児休業制度は約60年前に静岡県内の女性教職員が声を上げたことが発端となっています。数年前に静岡新聞の特集でも取り上げられていました。そして、その当時、育児休業制度を創設するのに奔走された方々は、自らはその制度を活用できなくても、次の世代のために尽力をされたということです。その未来を創る情熱に触れ、私は胸が熱くなる思いがしました。
男女共同参画も当時から求められていたとのことですが、そうした思いを今を生きる私たちも受け継ぎ、これからの世代のために未来を創る努力を引き継ぎたいと思いました。